ステージでの近接モニター用に手に入れたランブル100。ラックの上に横向きに置きたいので左サイドにゴム足を付けることにする。
裏からTナットを打込むのに一カ所どうしてもアンプ部分に被ってしまうので先ずは取り外すことにする。
コストダウンの権化のようなコンボ・アンプだが中身の作りは思っていたより良い。
割と大きめの冷却フィンなんか付いてたりして。
取付も金属シャーシを受けにしたビス6本と木ネジ4本で留められていて結構しっかりしている。
合板やおがクズを固めた圧縮材等に木ネジだけで取り付けているメーカーが多い中、さすがにフェンダーやね、とポイントアップ。 さてスピーカー・コードも取り替えてやろうと企んでいたのだが状況を見て「がーん…。」右側の白いカプラーがスピーカーと繋がっているのだが、その前は別の基板からカプラーのすぐ左に盛られているハンダ部分へ繋がっている。
あー、そーなの、つまりスピーカーへの出力信号は薄っぺらいプリント基板経由なワケなのね。なんだが見た途端コードを変えるのがアホらしくなったのでや〜んぺっ。 スピーカー・ユニットは中国製エミネンス12インチ。
共鳴管から覗いて「吸音材入ってないよな?」と思っていたが、はい見事に入ってませんでした。
バッフル板を内部から見た図。なんとユニットを留めるのにTナットが使われていた!
この手のアンプはみんな木ネジで留めてあるだけなのになんとなんとのTナットである。
上部のハンドル取り付けもTナットでした。
ちょっと感心したなぁー。またまたポイントアップよ、フェンダーさん。
ゴム足取り付けの穴を開けるのにいきなりドリルでゴリゴリやらないで、ポンチで打込んで…。
続いて細めの下穴を開ける。合板は下に当て木しないでいきなり穴開けると裏が剥がれちゃう恐れがあるからね。
ここいら辺りはちょっとひと手間かけます。
こんな感じで取付完了。
吸音材用に作られたグラスウールのロール。
普通エンクロージャーの容量計算には吸音材の分約10%を差し引くのだけど…。
割とちゃんと計算してありげな共鳴管だからなぁ。と思いつつグラスウールを敷き詰める。
で、出音はと言うと、びっくりする程良くなった。やはり箱内での高周波フラッターが抑えられたのでスッキリした輪郭の有る音になった。
フェンダーさん、もっと安価なニードル・フェルトでいいから最初から入れておけばランブルはもっと良い音だったのにー。