もともとはXYZでのブルース・セッションから始まったヒロさんとのバンド。残念ながらビル取り壊しのため閉店が決まり、例の制約等も有り出演バンドが減ってしまったが我々は全く関係無い。
なんならその場でキーを決め誰かがテンポを出せばいくらだって演奏出来る。
本来ブルースなんてそんなもの。ミシシッピーのデルタをギター1本で渡り歩いたブルースマン達はコード進行も小節数も気分次第でその日の出来事を歌っていた。所謂カントリー・ブルースと言うヤツだ。 それがだんだん商業的になりバンド編成に成った時、それではあまりにも収集が着かないので12小節の「ブルース進行」という最低限のルールが出来て、シカゴ・ブルース等に代表されるアーバン・ブルースと言う形に進化していった。
しかし「歌」としての内容は♫今日も1日オイラはホコリまみれで働いてココで1杯飲んでいる、もっとグラスについでくれ〜………とか、♫風よ吹け吹けもっと吹け、居なくなった可愛いあの娘を風で押し戻してくれ〜………なんて、相変わらず日常の嘆きや間抜けなラブソングをその日の気分で歌っているのが多い。
自由だね、音楽は誰にも何にも縛られない。
