スプラグ社のブラックビューティーやコーネルダブラー社のブラックキャットと並んで今や伝説(?)と化してるヴィンテージ・コンデンサの代表スプラグ社「バンブル・ビー」。
楽器屋等で見つけると「あほかおまえ!」と絶叫するような価格で売ってる時がある。コンデンサなんて元々そんなに高価な物ではない。これぐらいの値の物なら数百円もすれば高級品、数十円、ハネ物だと数円。それがなんとなんと…やれ「’57のレスポールに搭載されてた」と、なるとデットストック品には超プレミア価格で取引される。100倍くらいの価格になるのだからタイムマシンが有ったらコンデンサを買いまくるな。
でも、こうしていろんなコンデンサを試してみると「あぁ、そう」って感じかな、正直なところ。普通です、当たり前のことだけど。個体差や経年変化による劣化(特にコンデンサはね)等も多々あるだろうけど、魔法のパーツではありません、これは。あくまで好みの問題なんだけど。伝説のギターに付いてた伝説のパーツってことで、そこに価値を見いだす方はどーぞ、かな。キャビティを開けた時オリジナルと一緒で「うひひ」って感覚はよく分るけどね。普通のフィルム・コンデンサです。まぁこれは市場原理だからしょうがない。
私はコレクターでもマニアでもなく、ただのプレイヤーなので10円のセラミックでも気に入れば使います。